あなたは今、幸せですか?「国民総幸福(GNH)は国民総生産(GNP)よりも重要だ」


あなたは今、幸せですか?」(過去にも「GNH(Gross Natinal Hapiness) 」という題名で記事を書いています)

この質問を投げかけると、97%もの人が幸せだと答えた国がある。

それはヒマラヤ山脈の小国「ブータン」である。

(ちなみに、人力検索はてなの質問「あなたは今幸せですか?」(おそらく日本)では約半分 である)
(幸せの指標GPI(happy planet index地球幸福指数)で日本は世界の中で「幸せな国ランキング!」で95位 (英語)です)

以下は、西日本新聞の2007年5月16日のコラム「<1>心の豊かさ 経済成長より満足感] / 【連載】いま幸せですか GNH ブータンの挑戦 」からの引用である。

2005年5月末に行われたブータンの国勢調査。末尾に添えられた珍しい質問に「はい、幸せです」と答えた国民が97%に上った。翌日の現地紙クエンセルは「われわれは幸せな人々の国であるようだ」と論評した。

ジグメ・シンゲ・ワンチュク前国王が「国民総幸福(GNH=グロス・ナショナル・ハッピネス)は国民総生産(GNP)よりも重要だ」と、GNHを提唱したのは当時21歳の1976年のこと。物質的な豊かさを否定するわけではないが、経済成長の指標より、心の豊かさを優先するこの哲学は国際的な注目を浴びた。

一昨日、民主化のための初の選挙が行われ、調和党が圧勝 した。

あまり、日本ではとりあげられていないが、関西のローカル番組で取り上げている動画 があるので見てほしい。

ブータン国民は、国王を尊敬し、民主化にはあまり賛成ではない。

しかし、国王が言うならということで、しぶしぶ民主化に賛成している。

国王の影響力は絶大である。

うらやましいと思うだけでは、よくわかっていない。

サッカーを引退した中田英寿がブータンに滞在している動画 があるが、「寒い・寒い」と言っている。

経済的に発展していないこの国では滞在しているホテルに暖房機器がないのだと思う。

私たち日本人は当たり前のように暖房機器がある。日本のホテルだったらクレームというか賠償問題に発展するようなことである。なくなって、はじめてわかる暖房機器のありがたさということかもしれない。

人間、一度快適さを経験すると、生活レベルはなかなか自らの意志では落とせないものである。ブータンの人から見ると、無いことが当たり前だから、あることも知らないから、それに対しての不満はでてこないのだろうと思う。経済発展についても、発展するということがどのような状態かを知らないので、何の不満も無いのである。

首都であるティンプーは、ほんの100年前ぐらいの日本の明治時代と経済的には、おそらく同じような状態であろう。

冷房器具を取ってみると、私が子供の頃には、かろうじて扇風機が家に1台あった程度である。

本当に小さい頃、祖母の家で蚊帳をつって寝た記憶が何度もある。(書いてて懐かしい)

その扇風機すら、数年前までは無いことが当たり前である。

私の生まれる数年前を描いた映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日 」では、3種の神器である「冷蔵庫」や「テレビ」「洗濯機」が我が家に来るシーンを描いているが、その当時はすごいことのように町内あげてお祭り騒ぎである(ということは、無いことが当たり前だったのである)。地球が温暖化したせいもあるが、今やエアコン(少し前まではクーラーと言っていた)が無いと、寝付くことも出来ない。快適さに慣れると言うことは怖いものである。

人間の煩悩が良く理解できているのか、ワンチュク前国王は、若干21歳の時に、気づいていたのか、「物質的なもので人間は豊かになれない。」と言って、ゆるやかな経済成長路線を掲げた物質的豊かさを否定はしていない。だが、ゆるやかな発展でなければ、人は甘えてしまうものだとわかっていたのだろうか?(21歳と言う年齢は、日本では(精神的には)ハナタレ小僧の年齢である)

今や、日本は、高度経済成長を遂げ、物質面での豊かさは、世界でもトップクラスである。

今や、無いものが無いぐらいの時代である。

会社を経営していて思うことは、何でもありすぎて、何を作れば、人の役に立つのだろう(売れるのだろう)と思うことがしばしばである。物を作るだけでは買って頂けず、サービスや高機能などの付加価値が要求される。でも人間が生存するのに必要なものではないような気がする。別に、生きていく上では、無くても良いものを、生活のために、利益のために、自分や家族といる時間を削って必死で作っているのかもしれない

もう、日本には、人間が生活するのに十分な物はありすぎるぐらいなのである。

でも、『生活するためには、仕事をして稼がなければならない会社であれば何か新しい(サービスや高機能など)付加価値を生み出していかなければ、利益を出せないそこで働く社長も社員も、それに追われる残業しないと成果を出せない家でいる時間が少ない豊かとは思えない』というような循環に入ってしまっている部分も否めない。この論理は理解できる。

また、働く美徳を持っている日本人(他の役に立とうとする心)も、物質的豊かさのゆえ、失われている

テレビ・インターネットやゲーム機など、一人でも遊ぶことが出来る。小さい頃から、それらがあることを知っているために、誘惑に負ける。確かに、インターネットをしていると知らず知らずのうちに時間が過ぎていく。条例で時間制限をする町も出てきているようである。(先日「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中 」と言うバラエティ番組で「インターネットの利用は1日1時間までとします法案 」が(想像力が失われると言う理由で)提出されていた)つまり、遊ぶ時間がほしいということは、遊ぶものがあるからである。遊ぶものがあまり無ければ、人は人とコミュニケーションをする時間を大切にすると思う。人の役に立つよりも自分の快楽を優先してしまうのが人間である。現代人は、人の役に立つ本当の喜びを知らないのかもしれない

今、日本で起きている諸問題(少子高齢化・環境・政治行政などなど)は、突き詰めて考えると、感謝心がついて来ていない、急ぎすぎた経済発展にあるように私は思う。

かといって、日本はブータンにはなれない。

戦後にも江戸時代にも戻れないし、戻る必要も無い。

さまざまな反省の上に立ち、これから、どんな国にしていくかをデザインしなければならない。

ブータンの「国民総幸福(GNH=グロス・ナショナル・ハッピネス)」に学ぶ点は多い。

(mixi「GNPよりGNH(国民総幸福量)! 」コミュニティ、「ブータンGNH 」コミュニティ)

日本は、今後、どんな舵を取るべきだろうか

みんなで、子供たちに残す日本のグランドデザインを書いていこう。

私は「幸福」をベクトルとすることは、大切だと思っている。

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