【感動】教科書にのった司馬遼太郎の「遺言」


論説文『二十一世紀に生きる君たちへ』は、偉大な小説家、司馬遼太郎さんが小学生の教科書掲載のためだけに書き下ろした作品です。のちに司馬が「一編の小説を書くより苦労した」と語ったほど、短い文章を何度も何度も推敲し、書き直しをし、まさに、渾身の思いを 込めて書き上げた、後世に残る名文です。

以下の言葉は、改めて真正面から感じなければならない。
人間は自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」(=自然を尊敬しよう)
自分に厳しく、相手にはやさしく
人間は助けあって、生きているのである。この助け合うということが、人間にとって大きな道徳となっている。助け合うというモトの感情は「いたわり」であり、「他人の痛みを感じること」でもある
これらは本能ではないので、自らの訓練によって身につけることである」(=自ら訓練ができない場合は、試練が与えられるのだろう)

これらは、いつの時代も人間が生きていく上で、欠かすことのできない心構えだろう。
これらをかかす人の割合が多くなると、社会は混乱する。日本はその一歩手前にいるかもしれない。

今こそ、ひとりひとりが謙虚に素直に自己を見つめ、反省すべきところは改めていかなければならない
自分のことは本能で誰しも考える。だからこそ、他者のことや自然を考えることを自ら課すことが大切である。それができなければ、大きな試練が待っていると思われる。

朗読動画です。この司馬遼太郎著『洪庵のたいまつ』は、平成元年から教科書『小学5年?国語』(大阪書籍)に掲載されました。

緒方洪庵(1810年8月13日?1863年7月25日)は、幕末の時代に、下級武士?の身でありながら、医師になるという大志を貫き、心ならずも奥医師にまで登り詰めた人?物です。
『名を求めず、利を求めず』、病弱の身で志を貫くために、現代では考えられない様な、?清貧を貫く覚悟であったのでしょう。
その心意気が、有能な素地を持つ若者を引きつけ、育て、明治維新後の立役者として輩出?したのだと思います。
愛書『竜馬がゆく』の中でも、龍馬が文明(civilization)を論ずる件で、?『文明という松明を燃やし続ける限り、その作業を引き継ぐものがいる限り、文明という?命は永遠成り』と司馬さんは書かれています。
私たちの命は限りがあります、天の差配です。だからこそ、大事ほど功名心を捨て、誠実?に道を切り開くと共に、志を引き継ぐ者を育む、この両輪があって初めて大事を成すこと?ができると説かれています。
この名文を、21世紀、この混迷の中に生きる私たちへの応援歌であると受け止めていま?す。

司馬遼太郎さん、ありがとうございました
これらのことを自らも戒めながら、後輩たちや子供たちや伝えていきたいと思います。

ありがとうございました

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