人生の最大幸福はその職業の道楽化にある


明治の富豪、本多静六氏は、「人生の最大幸福はその職業の道楽化にある」とおっしゃってます。

しかし、最近の若者は、よく、「仕事が楽しめない」「楽しい仕事がしたい」と口にしたりします。

そこで、本多静六氏は、著書で仕事を道楽化する方法について語っています。

仕事を道楽化する方法は、ただ一つ努力(べんきょう)にある。」とズバリシンプルに言っています。

さらに続けて・・・

あらゆる芸術と同じく、はじめの間こそ多少の苦しみはあるが、すべての歓喜も幸福も努力を通して、はじめて得られることを自覚し、自分の職業を天職と確信し、迷わず専心努力するにおいては、(中略)いずれ必ず仕事がわかってきて上手になる。」と言っています。

(『本多静六 成功するために必要なシンプルな話をしよう (知的生きかた文庫)』 p43より)

私もこの考え方に同感です。

男性であれば、(人により多少の前後はありますが)一生のうちの20歳~60歳は仕事をして、生活の糧を得ると同時に、その仕事を通じて、社会に貢献し、子々孫々のために持続可能な社会を残すことに尽力するのです。

人生の多くの時間を使う仕事を楽しめないほど不幸なことはありません。

どうせやらなければならないなら、仕事を楽しくできるようにすることを考えるべきです。
それよりも、仕事そのものが道楽化すれば、絶対に楽しいはずです。

その方法論ですが、はじめはどんなことも最初は楽しめない。
しかし、続けていくうちに、その面白みがわかってきます。
そして、極めていくと、人から頼られたり、相談されたり、お願いされたり、または、人に教えたり、指導したりすることで人の役に立ち、どんどんその仕事が楽しくなってきます。

そのためには、まずは、どっぷりその仕事に浸かって、一心不乱に極めていくこと。
それが仕事を道楽化するコツだと私も考えています。

途中、うまくいかないことや誤解をまねくことがやってきます。試練もあります。
「試練とは、試されながら練り上げられること」です。
「苦労している時は成長している時」です。

たとえば、今の時代に、松下幸之助氏が生まれたら、はたして電化製品を売っているでしょうか?
電化製品が好きで好きでたまらなかったのでしょうか?
私は違うと思います。
たまたま目の前にある仕事を天命だと感じ、トコトン追求し、極めていったからこそ、あれほどの偉人になったのだと考えます。

松下幸之助は「苦労は宝」だと言っています。
そう思えるようになった時、仕事が楽しくなってくるのだと思います。

日本マクドナルドの創始者の藤田田氏は、この時代に生まれたらハンバーガーを売るでしょうか?
これまた違うと私は考えます。

つまり、「道楽な仕事」を求めても、決して見つからない。
もし見つかるとしたら、それは「自ら、仕事を道楽化すること」です。

しかし、それをはたから見ると、「あの人はあの仕事が好きなんだなあ」と錯覚し、「自分も好きな仕事を探そう!」と誤解した行動をしてしまうわけです。そして、一生涯、見つかることはないわけです。

なぜなら、思考パターンが、「仕事を道楽化している人」とはまったく異なるからです。
苦労の末に、目標を達成する喜びの素晴らしさを心底体感していないのだと思います。

お金を払って楽しむことは、確かに道楽です。これは快楽に近いものです。
普通の人は、お金に制限があるから、この快楽は続きません。
この快楽を得るために、仕事をする人は、お金がたまりません。
仕事自体が楽しいと思える人でないとお金から解放されません。
「目標を達成することを信じて、苦労を楽しめる人」でないと、お金に振り回される人生を送るようになります。

さらに、本多静六氏の言葉で最後をしめくくっておきます。

上手になるに従い、はじめは自己の性分に適していないように思われた職業も、しだいに自分に適するようになり、自然と職業に面白みを生じる。一度その職業に面白みを持てば、もはやその仕事は苦労でなく道楽に変わる。」

これに私はさらに付け加えておきます。
「つまらない仕事なんてない。仕事をつまらなくする人がいるだけだ。」

ぜひ、仕事を楽しんで生きてまいりましょう!

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